昨日、義父のことでまた一騒動ありました。
かつての部下を呼びつけてしまった
趣味のスポーツのイベントで出かけていた夫のところに、義父の知人から電話がありました。
義父から電話があり、『一緒に探し物をしてほしいから来てほしい』と頼まれたとのことです。
その方は義父のかつての部下、同じスポーツをしていらした仲間でもあります。
義父はその方をとても信頼していて、よく話題にしており、私たちもお会いしたことがあります。
とはいえ、その方も今は介護付き有料老人ホームで生活されている高齢者。
突然病院に呼びつけてよいような間柄ではありません。
知ることができてよかった
義父の入院の関係で、たまたま夫がその方と連絡が取れるようになっていました。
メールアドレスと電話番号を交換しあっていたのです。
ですから夫に直接連絡をくださり、事の経緯を知ることができました。
これが、私たちの知らないところで起こっていたら…と思うと、ゾッとします。
《せん妄》状態にあることは家族だけが知っていること。
突然電話がかかってきて呼びつけられたら、驚きますよね。
『なぜ自分のところに連絡が?』
『家族の対応はどうなっている?』
…と思われても仕方ありません。
『ずっとお世話になっている方ですから、大丈夫ですよ』とおっしゃっていただいたそうですけれど、もちろん夫は平謝りしたそうです。
本当にご迷惑をおかけしたと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もしかして、他にも電話をかけたりしているのでは?と心配になりました。
スマホは回収予定
そもそも、病室から電話をかけることは禁止されています。
それでも看護師さんの目を盗むように電話してくる義父には、私たちも義弟も参っています。
時間もお構いなしですので。
家族だけならまだしも、他の方にまでご迷惑をおかけしているようでは、もう《困った》では済みません。
義父の頭の中では、なぜか病院に対する不信感があるようで、ナースコールをすることを避けているようなのですよね。
(病院には、申し分ない対応をしていただいています)
昨日夫からこの話を聞いて、まず病院に電話をかけました。
(面会時間が終わっていましたので…)
ナースステーションにつないでいただき、事情を説明して、義父のスマホを隠していただくようにお願いしたのです。
併せて、今日スマホを回収しにいくことに決めました。
メールは見ていないようですし、電話をかけることはできないのですから、手元に置いておく必要はないね…ということになったのです。
メンタル強めの夫もさすがに疲弊している
骨折の手術とリハビリで入院しているはずなのに、それ以外のことで義父に振り回されています。
普段はうらやましくなるほどメンタルの強い夫も、さすがに疲れてきているよう。
思わず『大丈夫?』と背中をさすりたくなるくらいです。
夫も私も、もっともっと大変な介護をされている方がたくさんいらっしゃることは重々承知しています。
それでも、あちこちを巻き込んで迷惑をかけている義父の現状には頭が痛いです。
我が家は、義父だけではなく私の両親の問題もいろいろ抱えていますので、2人して疲れている感じ…。
今や、一番問題がないのは、意識がなく眠ったままで入院している義母ということになりそうです。
かつての母の言葉を今になって痛感する
20年近く前でしょうか、母にたびたび言われていたことがありました。
カモミールのところは、高齢の親が4人いるから
これからが大変ね
独身の間に両親を亡くしていた父と結婚した母は、義両親というものを知りません。
義両親との付き合い方の大変さなども、人づてに聞いたことしかない人です。
さらに母自身も、30代・40代で両親を亡くしています。
そんな自分の境遇から考えた発言だったのでしょう。
当時は私も40代、《そんなものかしら?そうかもね》くらいにしか受け取っていませんでした。
実感など湧きませんので…。
でも今になって、その言葉の重みをひしひしと感じています。
あ~、こういう状況になるのね…と。
もしかしたら今はまだ序の口で、これからもっと大変になるのかもしれないと思うと、ずっしりと重い気持ちになります。
常に4人の親のことが頭から離れない日々ですので。
それでも自分に言い聞かせているのは。
夫にも私にも、自分たちの人生がある。
楽しむことも、笑うことも、喜ぶことも、忘れないようにしたい。
…ということです。
お互いに支え合って、もうこの際慰めあって…でもよいです。
自分たちの時間も死守しながら、大切に暮らしていきたいと思っています。
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