木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

自炊をすること - 『湯気を食べる』

今朝は東京でも最低気温が一桁台まで下がったそうです🌡️
もちろん、今季一番の冷え込み。

風の強かった昨日も寒いと思ったけれど、それ以上だったのですね…。
個人的には、暑いよりはず~っと楽です!

 

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笑顔で迎えてくれた両親

昨日の実家訪問、いつになく交通機関が順調に動いていました🚃

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ほぼ定刻どおり。
どこかが乱れている方が、乗り継ぎがよかったりすることもあるのですけれど…。

両親は元気に、笑顔で迎えてくれました。
父なんて、謎のご機嫌ぶり…母によると、私が来ることが決まると、父の笑顔が増えるのですって!
娘LOVE❤️?
還暦を過ぎた《ばあば》の娘でも、愛おしいと思ってもらえるのは、幸せなことです。

母の悩み

お料理がしんどい

とは言え、母は相変わらずお料理することの負担を訴えていました。
毎度毎度、堂々巡りする話題です。
今回は、わりと軽めの内容で展開しましたけれど、重症(?)になるとこうなります⬇️

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背中が丸くなってしまっている母にとっては、キッチンに立つこと自体が負担なのは、見ているだけでもわかります。
さらに、まもなく90歳になる母…年々お料理がしんどくなるのは当然のこと。

お料理へのこだわり

弟と私は、かなり前からサポートしてくださる方をお願いすることを望んでいます。
ただ、両親とも頑固に受け入れてくれなくて…。

父の場合は、単純に《自宅に人が入ることがイヤ》なのです。
これも困ったもの…ただ、父自身が不自由を感じていないので、仕方ない面もあるかなと思っています。

母の場合は、お料理へのこだわりが強くて、人にお任せする気になれないのですよね。
お料理の段取りを細かく決めていて、下ごしらえにとても手間をかける母。
同じようにしてくれる人が見つかるとは思えない!と言うのです。
仕事を完全に辞めるまで、お料理は母任せだった父にも、とうてい無理な話。
私も、母と同じようにはとてもとてもできません。

それでも私の手料理は喜んでくれるのは、味付けが自分のお料理と似ていること、《娘が作った》という、謎の安心感からでしょうね。

自炊をすることは趣味なのだ!

ここ3日ほど、くどうれいんさんの『湯気を食べる』というエッセイを読んでいました。
図書館で予約していて、順番が回ってきた本です。

昨日も、実家へ向かう電車の中で読んでいました。
読み進めるうちに、《自炊をすること》にこだわる(よい意味で)人は、やっぱりお料理好きで、お料理が趣味なのだと気づきました。

私は、家族の健康のために、温かい食卓を作るために、努力して自炊をしたきたつもりでした。
お料理がしんどいこともありますので、お料理好きだとはあまり思っていなかったのですよね。
どちらかといえば、主婦として、母としての責任感からお料理にこだわってきたと思っていました。

でも、よく考えてみると、お料理をすることで自分の気持ちを落ち着かせたり、安定させたりもしてきたな~と。
自信を取り戻すきっかけにしたこともあったな~と。

母も同じなのだと思いました。
これまでの人生でずっと大切にしてきた《食》へのこだわりを手放せないのは、やっぱりそれが趣味だから。
母の矜持を保つことにもつながるから。

そうだとしたら、人任せにすることに抵抗があるのは当然です。
…と言うより、何とかなっているうちは、自分でがんばってしまえばよいのではないの?
《趣味》なのだから。

ちょっと気持ちが楽になりました。

くどうれいんさんの『湯気を食べる』については、またいつか記事を書きたいと思っています。

 

 

 

 

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