抜けるような青空が広がって、寒いけれど心地よいです。
暑いのは苦手、寒い方が断然よいと思っていますので、なおさらなのかも。

たくさんの中学生グループと遭遇する
昨日、オルセー印象派展へ行った時のこと。
上野に向かう電車の中から、すでに嫌な予感がしていました。
中学生と思われる6~7人組のグループが、あちこちにいるのですね~。
そして、上野駅に着いてみると、駅前の広場は生徒さんでいっぱいでした。
私が美術館へ行って『しまった!』と思うのは、中高生の団体と一緒になることと、うっかりシルバーデーに行ってしまうことです。
修学旅行にしろ、都内の学校の東京探訪(?)にしろ、学生さんはとにかく人数が多いですから。
以前と比べると、生徒さんのお行儀やマナーはとてもよくなっています。
間違っても大きな声でおしゃべりをしたり、ふざけたり、周囲の邪魔をしたりすることはありません。
ですから、『しまった!』なんて思うのは申し訳ないのですけれどね。
ただ、《連れてこられた感》満載の子が多いのも事実。
いかにも『興味な~し』といった様子で、展示室の中央付近をぐるりと周るだけ…とか、何となく絵画の前を通過するだけ…とか。
中には、真剣に解説パネルを読んでいる生徒さんもいて、微笑ましいです。
でも、そういう子に限って、同じグループの生徒さんから『そんなにゆっくり読んでいないで早く!』なんて急かされたりして…。
個人的な自衛策として、美術館へは金曜日・土曜日の夕方以降に行くことも多いです。
当初の予定では、先週金曜日の夕方に…と思っていたのですよね。
印象派はとても人気のある展覧会ですので、ひとりで訪れる大人の多い時間帯に…と考えていました。
昨日は本当にたくさんの中学生グループがいて…。
その割にはゆっくり見られたのは、生徒さんたちは足早に通過していくだけだからなのでしょう。
思いがけないことを尋ねられる
夫と美術館へ行くと、入ってすぐから別行動になります。
それぞれのペースとコースで、楽しむのがいつものこと。
これは、次男と一緒の時も同じです。
昨日も、それぞれひとりで鑑賞していました。
とある展示室で、ソファに座っていた中学生グループのひとりに声をかけられました。
あの…すみません。
気分でも悪くなったのかな?と思った私。
はい、何でしょう?
ここにある絵って、全部本物なのですか?
一瞬、質問の意図がわからず、きょとんとしてしまいました。
うまく消化しきれないまま、《複製》などの表記がないものは《本物》であることを伝えたのですけれど…。
後になって気がつきました。
一世紀以上前の絵画が、きれいなまま展示されていることが不思議だったのかな?と。
せっかくの機会なので
鑑賞しながら、いろいろと考えていました。
美術館に来る前に、どのくらい勉強してきたのかな?
最低限のことは学んできてくれていると嬉しいな。
…などなど。
事前学習でひととおりは勉強したのかもしれませんね。
でも、絵画が本物かどうか?など、ある意味基本的すぎることは話題にもならなかったのかもしれません。
それに、さほど興味がなくてきちんと聞いていなかったのかもしれません。
私が話した男の子、一緒に回っている子たちと『本物なのかなぁ?』って話していたのかもしれませんね。
その疑問だけでも解決できたとしたら、よかったなぁと思います。
通りすがりのおばちゃんに質問することの是非はともかくとして。
でも、思ったのですよね。
国立西洋美術館の企画展に来られるって、よい体験なのですよ。
田舎で、そういう大規模な企画展と縁がないまま大学生になった私としては、心からそう思います。
そのすばらしい機会を、最大限に活かせるような時間であってほしいな~と思いました。
これをきっかけとして、美術に興味を持ってくれたらそれもすばらしいこと。
『これ、全部本物なんだ!』と思った男の子が、これから先少しでも美術に触れようと思ってくれれば、それもすばらしいこと。
そのためには、生徒さん任せで美術展を素通りしていくのではなくて、大人がもっと積極的に関わってあげられたらよいな~と思いました。
例えば学生の団体さんだけの開館日を設定して、ごくわずかな作品だけでも学芸員さんがついて説明してくださるとか。
人員確保とか、美術館と学校双方のスケジュール調整など、難しいのだろうと思います。
それでも、中学生が生徒さんだけでこれだけの展覧会を通過していくのはもったいないです。
興味のない子にとっては、どうでもよいことかもしれません。
ただ、ここが美術への入口になる子もいるかもしれませんよね。
最上級の美術品を目にする機会があるなら、そこにプロの教育が加わってもよいのでは?と思わずにはいられませんでした。
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⬇️ 私が美術館巡りをするようになったのは、大学生になってからでした。
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