木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

母の本心が聞きたい

今年の6月、母は介護付き有料老人ホームに入居しました。
自宅での生活が少しずつ負担になってきた、母自身の希望でした。

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耳がとても遠くなり、圧迫骨折を繰り返した背中は丸くなってしまった母。
幸いなことに、認知機能の衰えは全くと言ってよいほどなく、周囲が話した内容も驚くほどよく覚えていますし、状況判断も正確です。

ただ、身体の状態がおぼつかないために、父に負担をかけることをとても気に病んでいました。
また、お料理をすることもかなり負担になっていたのです。
宅配のお弁当も何度も試しましたけれど、どうしても口に合いません。
お料理専門のヘルパーさんに来ていただくことも、あまり好みません。

お料理にこだわりがあって、自分が作ったものが一番安心でおいしいと思っているのでしょう。

でも本当に負担で辛くなった時に備えて…と、昨夏気に入ったホームの予約をしました。
待ち順番は1番なのですけれど、少し特殊な部屋ということもあり、思った以上に部屋が空かず、ずっと自宅で過ごしていた母。

『もう自宅で過ごすのは限界だと思うのよ』
母がこう言ったのは、今年の春でした。

昨夏見学したもうひとつのホームには空きが出たため、まずはそちらに入居することにしたのが6月…というわけです。

母が入居した当時、家族は皆安心しました。
夜中でも見守っていただける安心感、安全が保たれている環境、家事からの解放。
家族の誰にとっても、最良の選択だったと思いました。

ただ…。
入居して間もなく3か月になろうとするのに、母はなかなか慣れることができずにいます。
スタッフさんは本当によくしてくださると、感謝の気持ちでいっぱいなのだそうです。
弟夫婦が頻繁に面会に行ってくれていることもあり、家族にも支えられているとは思っているようです。

それでも母の心に小さな戸惑いがたまっていっているみたい。
先日電話で話した時の母は涙声でした。
母のこぼす愚痴のようなものに『うん、うん』と相づちを打ちながら、自宅に戻してあげる手段はないものか?と考え始めていた私。
『ホームに入るのが早すぎたのではないかと思うのよ。
 もう少し、家でがんばれなかったかなと思ったりもするの』
この言葉が一番堪えました。

すぐに弟に連絡を取って母のことを伝えたところ、弟にはネガティブなことをほとんど言わないのだと打ち明けられました。
『何かあるのではないかと思っていたけれど、何も話してくれない』…と。
母も『カモミールにしか言えない』と言うことがありますので、娘に対する独特な頼り方なのかもしれませんね。

同じ日の夜に再度かかってきた電話では、少し声が明るくなっていました。
ホーム長さんにいろいろ相談し、話を聞いていただいて、アドバイスもいただいて、納得できたり安心できたりした部分があったようです。

それでも。
やっぱりきちんと顔を見て、母の本心が聞きたいです。
弟も《自分だけが行ってもなかなか本心を話してくれないから…》と、私と一緒に母に会いに行って、本当の気持ちを聞きたいと言います。
2人で相談して、今日会いに行くことにしました。

約束は午後ですけれど、我が家からは片道2時間以上かかります🚃
10時頃には出かけようと思います。
そろそろ準備を始めます。

 

 

 

 

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