木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

得体のしれない不安感

朝から薄曇りだと思っていたら、突然雨が降り始めました。
あれ?こんな予報だったっけ?
…と思いつつ外を眺めていましたけれど、お昼すぎまでしっかり雨でした☔

なかなか晴れが続きません。

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村 

 

不安感との付き合いは、長くなります。

私が初めて得体のしれない不安感に襲われたのは、もう15年以上前のことになります。
きっかけは長男の首の怪我だったように思います。
当時高校1年生だった長男が、部活で首を痛めたことで、私も精神的にかなり追い詰められました。
この年齢でこんな不調に見舞われてしまって、ちゃんと大人になり、社会人になれるのだろうかと不安でたまらなかったのです。
見るもの聞くもの全てが不安の素となりました。
軽いうつのようになり、眠れなくなって、食べられなくなって、体重も激減しました。
…太り過ぎだったのが普通になっただけですけれど、見た目にはやつれたようです。

その後、前向きな気持ちを保つことが難しくなりました。
起こってもいない心配事をわざわざ探し出して、あれこれを先走って心配するようになってしまったのです。
もともと、慎重で心配性だった性格に拍車をかけた感じです。

何年もだましだまし暮らしてきたのですけれど、不安感が強くなり、動悸も激しくなるに至って、メンタルクリニックを受診しました。
そして、《不安症》という診断が下っています。

幸い、じっくりと話を聞いてくださる、とてもよい先生に巡り逢えて、今も定期的に通院しています。
初診は1時間以上、その後も最低20分は診察に時間をかけていただき、その時々の心の内を打ち明けることで、精神のバランスを保っています。
もちろん、お薬の服用にも助けられています。

更年期のホルモンバランスの崩れも大きく作用していたようです。

それが、昨年の秋くらいからとても気持ちが明るくなり、不安な気持ちを自分でコントロールできるようになってきました。
孫の誕生もとてもよい刺激になっていたように思います。
お薬がよく効くようになってきたこと、更年期症状が落ち着いてきたことも大きかったのでしょう。

自分で掘り出していた《心配の種》、探さなくなりました。
《なるようにしかならない》という開き直りも、少し上手になりました。
心配事の9割は起こらないという気持ちを持てるようにもなりました。

そして、服用していたお薬も順調に減って、今は1種類になっています。

ところが、減薬のタイミングと時期を同じくして、またまた不安感に襲われるようになりました。
ここ1か月くらいのことです。

よくよく考えると、本当にしょうもないこと。
両親や義両親の行く末をくよくよと考えてみたり。
すくすくと育っている孫の今後になぜか不安を感じてみたり。
自分の寿命が気になってみたり。
息子たちが家を持てるかどうかが気になってみたり。

落ち着いて考えると、気にしても仕方のないことばかりなのです。
考えても結論の出ないことも多くて、私…何やっているんだろう?という感じです。
高齢の両親たちについては、なるようにしかならない。
孫にはしっかりとした両親がついている。
寿命は神のみぞ知る。
息子たちの将来設計は、息子たちが考えるに決まっている。

ただ、不安症ってこういうことなのですよね。
起こってもいないことが不安でたまらなくなるのです。

ここ半月ほど、ちょっとしんどい時間が続きました。
思い切って自分の気持ちと正面から向き合い、理屈で考えてみました。

そして気がついたこと。

☆物事は、常に変わると考えていれば意外と怖くはない
☆先のことがわからないから不安になるわけではない
 先のことを考えすぎるから不安になる
 
☆前を向いて先のことを楽観的に見ることでしか、救われない
☆なるようにしかならない → その時の努力でなんとかなる

不安要素の多い時代です。
何も考えずに、のんきに暮らすのは誰にだって難しいことでしょう。
それでも一度限りの人生、少しでも楽しいほうがよいに決まっています。
心配の種を蒔いて歩く暮らしは、もう止めにしたいです。
得体のしれない不安感からも解放されたいです。

ただ、私のような心配性の人、不安を強く持つ人がいるから、世の中が暴走しなくて済んでいる部分もあると思うのです。
何もかも楽観的に突き進むだけでは、危なっかしくて仕方ありません。
心配性・不安症は《悪》ではないと思います。
付き合い方が大切なのだと。

《不安症》とは、これから先も付き合っていくしかないのでしょう。
性格の一部として、受け入れていくしかないと思っています。
ただそれを私の欠点と考えるのではなくて、長所としての一面を見出しながら暮らしていければ…と思います。

何事も表裏一体。
私の《不安症》が功を奏する面もないとは限りません。
この慎重さで救われたと思う場面は、いくつも思い当たりますから。

不安感に苛まれると、気持ちが落ち込んで動悸がして、とても辛いです。
ですから、この状況だけは避けたい。
前向きで明るい気持ちをキープする努力は、怠らないようにしたいと思うのです。

 

 

 

 

いつもありがとうございます
皆様の応援が更新の励みとなります
⬇ 得体のしれない不安感って辛いです。浮上したいと思い続けています。
 ポチッとクリックをお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
にほんブログ村 

 木漏れ日の散歩道 - にほんブログ村