木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

リセット

《もし人生をやり直すことができたら》。
誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
今の生活に不満はなくても、あの時別の選択をしていたらどうなっていただろうか?と考えることはあると思います。

垣谷美雨著『リセット』。
図書館で借りて、2日とかからず読んでしまった本です。

47歳の3人の女性。
現在の生活に不満を持つ3人は、高校の同級生。
今の経験と記憶を持ったまま、突然30年前にタイムスリップして人生をやり直す…という設定です。

高校3年生から生き直すことになった彼女たちは、元の人生とは異なる道を歩き始め、15年間別の人生を過ごします。
そして再度タイムスリップの機会を持った彼女たちが選ぶ、次なる人生は…?

読後感は爽やかで、私自身も何だか幸せに感じました。
《リセット》とはこういうことだったのか…と。
自分の在り方、考え方、行動を変えることで、輝きを増していく彼女たちの姿にハッとしました。

『今からでもできる!』という気持ちでしょうか。

《もし人生をやり直すことができたら》。
私ならいつにタイムスリップしたいだろう?

ひとつは、大学1年生かな~。
大学がレジャーランド化していると言われ始めた頃からバブル時代に学生生活を過ごした私。
やっぱり浮かれていたと思います。
息子たちが大学生になって、今の学生はこんなに熱心に勉強するのか!と驚きを持って見ていました。
自分はといえば、与えられた課題はきちんとこなしていたものの、積極的に学問に向き合う姿勢は欠けていたと思うのです。
ですから、もしあの頃に戻れるなら、もっともっと真摯に勉強したいです。
私の専門はこれだというものを手にして、社会に出たいと思います。

もうひとつは、長男出産後に会社を退職したときかな~。
育児休業制度もできたばかりで、まだ無給だった頃。
一応休暇を取ってみて、退職する人がとても多かったです。
子育てに専念したい私と、子育てに専念してほしい夫、意見が一致していたこともあり、私も退職の道を選びました。
そのこと自体は、一度も後悔したことはありません。
これでよかったと、今でも思っています。
長かった専業主婦時代も、とても充実していました。
でも、あの時働き続けることを選択していたら、どんな人生だっただろうか?ということは、よく考えます。
キャリアと安定した収入を得て、どんな私がいるのだろうと。
そして息子たちはどのように育ち、どのような関係性の親子・家族になっていたのだろうと。

ちなみに、今の生活に大きな不満はありません。
家族にも暮らしにも恵まれていると感謝しています。
それでも、あの時別の選択をしていたらという人生のターニングポイントは、いくつかありますよね。

そんな自分の人生も改めて見つめつつ、《リセット》…まだいけるな!と思いました。

 

 

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