木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

二世帯住宅を建てるにあたって気になっていたこと

一日中、冷たい雨が降っていました☔
夕方からは風も強くなってきて、ビュービューと音がしています。
シャッターもガタガタと鳴っていて、うるさい…。

東京ではまだ桜の開花宣言がありません。
卒業式の頃に満開を迎える年も珍しくない昨今、暖冬だったはずの今年がこんなに遅いなんて。
自然はまだまだ意のままにはなりませんね🌸

 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村 

 

かれこれ30年ほど前の話です。

義両親主導で進んでいた二世帯住宅建設の話。

komorebi-promenade.com

 

komorebi-promenade.com

 

当初から、気になっていることがありました。
ひとつは、義両親が高齢になって2階で生活できなくなったときのことです。
義母の気持ちを汲んで、私たちが1階に住むのはよいとしても、階段の上り下りができなくなったりしたらどうするつもりなのだろう?と考えていました。

一応、発言はしてみたのですよ。
慎重に言葉を選んで、恐る恐る…。
義母の返事はこうでした。

そのときには、1階と2階を交換してもらうわよ!』

1階と2階の入れ替えなんて、そんなに簡単なことではないよね…と心の中では反発していた私でしたけれど、あまりに軽くかわされてしまって、二の句が継げませんでした。

実際、3年ほど前に義母があまり歩けなくなった頃には、1階と2階を入れ替える話など、起こりもしませんでした。
多分、義両親はあの頃の会話を覚えてもいなかったのではないかしら。
手すりをつけたりして凌ぎましたけれど、階段昇降機をつけようかとまで考えることになってしまったのですよね。

もうひとつは、もっと大きな問題(…だと思っていました)。

義両親の亡き後、この家はどうなるのかということです。
相続の問題ももちろんあります。
でもそれ以上に、空いてしまった2階のスペースをどうすればよいのか?ということが、とても気がかりでした。

年齢的に考えると、当然義両親が先に旅立ちます。
マンションほどの防音設備もなく、自由に行き来できるという状態で他人に貸すということは、最初から私の頭にはありませんでした。

でもこれに関しては、どうしても尋ねることはできませんでした。
仮の話だとしても、《2人が亡くなったら》ということを口にするのは憚られたのです。
今の私であれば、多分上手に尋ねることはできるでしょうね。
現に、義両親が介護付き老人ホームに入居することを決めて、資金の相談などをしているときに、義父に尋ねましたもの。

家を建てる時、2階が空いた後のことはどう考えていらしたのですか?

…って。
それに対しての義父の返事は。

何も考えていなかった

でした。

これにはかなり驚きました。
何かしら考えてはいて、年齢を重ねるにつれて対策をしていっているのではないかと思っていたからです。

その時になって、賃貸で貸し出して家賃収入を得ればよいではないか…などと言われても、はいそうしますというわけにはいきません。
家族だからこそできる二世帯同居、赤の他人と上下で暮らすことなど、考えることもできません。

やっぱりあの時に問い質しておくべきでした。
聞きにくくても、もっと真正面から向き合うべきでした。

《親が亡くなった後》のことは、若い世代からは尋ねにくいものです。
ですから、親の側からきちんと説明したり、考えを話したりするのがよいと思っています。
この時の経験を教訓として、この家の行く末について、私たちから息子たちに話すようにしています。
私たちが2人ともいなくなったら…もしくは、ここに住めなくなったら…という話と相談は、少しずつ進めようとしています。

自分たちの《終の棲家》を考えると同時に、二世帯住宅の形を持っているこの家を今後どうするか、それについても考えなくてはなりません。
今はよい案が出せずにいます。

 

 

 

 

いつもありがとうございます
皆様の応援が更新の励みとなります
⬇ 簡単に建て直すというわけにもいきませんからね~。
 ポチッとクリックをお願いします。

にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
にほんブログ村 

木漏れ日の散歩道 - にほんブログ村