木漏れ日の散歩道

子育て卒業。日々の暮らしのあれこれと思うこと

病気が言わせている-2年前の今頃を思い出した日

日中は暖かくなるとのこと、ようやくこの季節らしい天気予報になってきましたね。
たしかに、午前中からウォーキングをしていると暖かい🌞

でも、あまり日当たりのよくない我が家…家の中はひんやりとしていて、足元が冷える感じです。
いつもの年でしたら、朝晩は床暖房を入れているかも…?

2年前の今頃のことを思い出した日

仕事があまり忙しくなかった今日(…と言いましょうか、はっきり言って暇だった)。
パソコンの前に座っていると、ふと2年前の今頃のことを思い出しました。

9月に腰椎圧迫骨折をしてほとんど寝たきりで過ごしていた義母が、腸の具合まで悪くして入院してしまったのが11月初め。
私は、必要なものを届けに行ったり、電話で話をして励ましたりしていました。

義母の看病で疲れ切っていた義父への対応もあり、あれこれと忙しくしていたのです。

病気が言わせている

『カモミールさんも私のことが迷惑だと思っていたんでしょう』

『カモミールさんも私がいなければいいと思っているんでしょう』

義父と、入院している義母との電話での会話があまりに噛み合っていないようでしたので、義父と代わって話をしているときに義母から言われた言葉です。

優しくて聡明な義母の口から出た言葉とは思えませんでした。

その頃私たち家族は、義母がいずれ退院した後、少しでもよい環境で生活できるようにといろいろ考え、ケアマネージャーさんや、他のサポートの方たち、病院のスタッフの方たちと連日話し合いをしていたところでした。
私は義母が入院した日以来、義母のことに関わらなかった日は一度もないと言ってよいくらい、毎日のように何かしら義父と相談したり、雑談に付き合ったり、病院へ行ったりしている状態でもありました。

当時は義母の精神状態が平穏とは言えない状態だったと思います。
ですから、私は義母の心ではなく病気が言わせた言葉なのだと思おうとしていました。
義父にもそう考えましょうねと繰り返し言っていたことを覚えています。

それでもやっぱり、傷つくことは傷つきます。
胸がギュッと締め付けられるような感覚に襲われます。

仲よくやってきたつもりだったのに

結婚する時に母に「素直に優しく穏やかに、ご両親にかわいがられる人でいなさいね」と言われた言葉を、できる限り実践してきたつもりでした。
二世帯住宅で一緒に暮らすようになって27年と少し、お世話になったことは数知れず…。
でも私たちのほうが手助けをする場面もありました。
仲よく、うまくやってきたつもりでした。

でもやっぱりショックだった…。
病気が言わせたことかもしれないですけれど、義母の心のどこかにそういう思いがあるから出てきた言葉なのかも知れないと思うと、泣きそうになりました。
いえ、実際に涙がこぼれてきました。

そして、自信も失いそうになっていました。

義母はこの言葉を口にしたことを忘れてしまったかもしれません。
感情に任せて言ってしまった言葉かもしれませんから。
ですから、私も義母がまた以前の穏やかで聡明な優しい義母に戻ってくれると信じて接していこうと決めたことを、昨日のことのように思い出します。

今は意識がないまま病院で眠っている義母。
その心の中に、私たちはいるのでしょうか。

 

 

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